ヨハネの黙示録666「悪魔の数字」の基礎知識

オカルト
広告

日本大震災や阪神淡路大震災、さらに安倍総理の暗殺事件などの日付を足すと悪魔の数字である666が表れるというのをご存じだろうか。

この666というのはヨハネの黙示録に記されている「獣の数字」というのが元になっている。また巷では「悪魔の数字」として知っている人も多いのではないだろうか。

今回はなぜ666が悪魔の数字なのか、ヨハネの黙示録を参考に基礎知識をご紹介しよう。

広告

ヨハネの黙示録と666

ヨハネの黙示録で記されている666

ヨハネの黙示録において「獣の数字」が記されているのは黙示録13章18節である。

ここに知恵が必要である。
悟る者は、獣の数を悟るがよい。
獣の数は、人間を示している。
その数は六百六十六である。

この数字は、黙示録に登場する獣(the beast)に関連づけられており、キリスト教の伝統的な解釈では、悪魔的な力や反キリスト的な存在を象徴しているとされている。

ヨハネの黙示録の獣とはなにか

ヨハネの黙示録における「獣」(the beast)は、象徴的な言葉であり、悪、邪悪、反キリストの象徴として解釈されている。

獣は黙示録の中で複数回登場し、異なる特徴を持つ複数の獣が言及されているが、最も有名なのは「第一の獣」と「第二の獣」である。

また「人間や地を這う動物、空を飛ぶ鳥とは区別された哺乳類動物全般」を表すともいわれている。

第一の獣(Revelation 13:1-10):
この獣は海から上がり、十本の角と七つの頭を持つと言われており、一つの頭に致命傷を負いながらも生き返り、人々に崇拝される存在として描かれている。一般的には、これは反キリストや世俗的な悪を象徴していると解釈される。

第二の獣(Revelation 13:11-18):
この獣は地から上がり、ラムのような角を持つと言われている。この獣は第一の獣を支持し、人々にその印を受け入れるように促し、また獣の数字である666を持つことに関連づけらる。一般的には、この獣は偽預言者や偽教師を象徴し、人々を誘惑し、偽の宗教的権威を持つ存在とされている。

これらの獣は黙示録において終末の時代や神の審判に関連づけられ、悪の力として位置づけられている。ただし、具体的な解釈はキリスト教の異なる伝統や学者によって異なる場合がある。

反キリストとは

字のごとくアンチキリストという意味だが、この言葉は新約聖書に含まれている書簡の筆者、イエスの弟子のヨハネしか使っていない。

神学的に、反キリストはキリスト(メシア、救世主)の使命を阻害する存在で、キリストの権威や教えとは反対の力を行使する者とされている。

666は「汚れた三位一体」

主にこの3つの数字は人間を指す数字、サタンや最初の獣、偽預言者という「汚れた三位一体」を指している。

サタン:666はサタンまたは悪魔の数字
最初の獣:黙示録13章1-10節「第一の獣」
偽預言者:黙示録13章11-18節「第二の獣」

となっており、黙示録の中で終末の試練や審判の時代における邪悪な存在を象徴する数字なのだ。

プロビデンスの目ともつながる三位一体

オカルト界隈ではしばしプロビデンスの目、というのを聞いたことがある人もいるのではないだろうか。

このプロビデンスの目は神の全能の目を意味し、光背や三位一体の象徴である三角形と組み合わせ様々なシンボルとして使われる。

このシンボルは神の監視や神の導きを象徴し、神の神秘的な存在を表現している。

しかし、一方でフリーメイソンやイルミナティといった秘密結社のシンボルとしても使われているため、悪意の象徴としてもとらえられるというわけだ。

ネロ皇帝と666の関係

Wikipediaより

今まで666を悪魔の数字と説明したが、しかし、聖書には悪魔の数字とは一言も書いていない。

この黙示録が執筆されて大衆に読まれるようになった当時の人々は、この数字をローマ帝国のネロ皇帝のことだと解釈し、すべての悪の象徴だと考えていた。

ネロ皇帝が悪と言われる理由

ネロ(Nero)はローマ帝国の皇帝で、紀元54年から68年にかけて統治しました。ネロはキリスト教徒に対する迫害を行ったことで知られており、キリスト教徒にとっては悪名高い存在とされていた。

ちなみに一部のキリスト教の学者や宗派は、666をヘブライ文字に変換し、それを元にして「ネロ・カイザル」(Nero Caesar)という名前と関連づける。

ネロ皇帝の名前をヘブライ文字に変換すると、各文字の数値に対応する数字が666になるため、この666はネロ皇帝だという解釈になったのだ。

666は悪魔崇拝と関連している理由

キリスト教において、数字には象徴的な意味がある。

3:聖なる完全性を表す
7:神聖な数
6:それに対立する不完全性や不神聖を象徴

したがって7に1が足りない6、つまり「666」は聖なる数字3が3つ重なったものとして、完全な不完全性や悪を強調する数字とされているのだ。

そのことから666は悪魔的な力や邪悪を象徴する「数」であると考えられている。

まとめ

今回はヨハネの黙示録で悪魔の数字とされている666をご紹介した。

キリストの大いなる御業を取り消し、キリストを倒すために計画された邪悪な三位一体による、世界すべての支配と、完全な悪を象徴しているのが666というわけだ。

またこの記事はあくまで個人的調べ、また宗教などによっても解釈が異なるためご了承ください。

コメント

タイトルとURLをコピーしました