地震や噴火は寒い時期に多い?過去の三大巨大地震と富士山噴火の日にち

オカルト
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わらか
わらか

オカルトや都市伝説好きのわらかです。

2021年12月3日、深夜2時ごろ立て続けに2回も地震がありましたね。
そして6時58分ごろに震度5弱。

震源地はいずれも山梨県東部・富士五湖。
またそのあとすぐに紀伊水道でも6時ごろ震度5弱がありました。
30年以内に高確率で3つの大型地震が起こるとされています。

都市伝説界隈でも今年中(2021年)に地震が起こると噂が絶えません。
松原照子さんの魔の水曜日や、イルミナティカードの11月5日など。
今年も残すところあと1か月あまりですが、無事に年を越せるのでしょうか…。

今から約300年前に起こった最後の富士山噴火は嘉永七の宝永大噴火。
11月の冬の時期に起きています。

今回は過去の巨大地震の日付と富士山噴火の震源地や日にちを調べてみました。

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富士山の三大地震と噴火

延暦地震

延暦16年8月14日

南海トラフ地震があった可能性が保立道久により指摘されており、
その後、約3年後800年3月に富士山が噴火しています。

延暦大噴火

800年(延暦19年)、(旧暦)3月14日から4月18日にかけて
(2回目)2年後の802年(延暦21年)1月8日

大規模な噴火が1 ヶ月以上も続きました。
これに伴って相模国足柄路が一次閉鎖され、5月19日から翌年の1年間は、箱根路が代わりに用いられることになりました。

噴火は翌7年末になっても「然りと雖も、(噴火は)今に未だ止まず」と記録されているように、
6年を中心に何年かにわたって活動は続いたといわれています。

約3年後に噴火

貞観地震

平安時代前期の貞観11年5月26日
マグニチュード(M)8.3程度と推定

東日本大震災と類似するとされる869年の貞観地震。
この地域に周期的に発生する三陸沖地震のひとつとして理解されてきたため、貞観三陸地震と呼ばれています。

政治面でも藤原氏中心の摂関制が確立されるなど貞観(859~877年)期は波乱の時代でした。

貞観大噴火

平安時代初期の864年(貞観6年)6月中旬頃から866年(貞観8年)

貞観大噴火では貞観地震の前に、863年に一度越中・越後で大地震(北陸)が起きています。
貞観地震との地球物理学的関連性は明らかではないですが、地震の前後に火山の噴火が起こっていることがわかります。

この噴火で埋没した剗の海の残片が現在の富士五湖のうちの2つ、西湖精進湖です。
山頂から北西に約10km離れた斜面で発生した大規模な割れ目噴火で、青木ヶ原樹海を形成しました。
富士山の噴火活動では最大規模といわれています。

地震の5年前に噴火

貞観時代の災害

貞観の時代出来事
863年越中・越後で大地震(北陸)
864年富士山や阿蘇山が噴火
868年播磨・山城で大地震(関西)
869年M8以上の貞観地震(東北)
その後、肥後、出雲、京都、千葉で地震
878年南関東でM7以上の直下地震
887年M8以上の東海・東南海・南海の三連動地震

宝永地震

江戸時代の宝永4年10月4日(1707年10月28日)14時頃
推定マグニチュード8.6

この時代は「生類憐みの令」で知られる徳川綱吉が将軍だった時代です。
南海トラフのほぼ全域にわたってプレート間の断層破壊が発生したと推定されています。

宝永大噴火

江戸時代中期の(宝永4年)1707年12月16日(太陽歴)午前10時

約300年前ですが、富士山の噴火としては最も新しいも、かつこれが最後の噴火です。
徳川綱吉の治世(延宝8年 – 宝永6年・1680年 – 1709年)の末期。
江戸や上方の大都市では元禄文化と呼ばれる町人文化が発展していました。

富士山への登山道の入り口にある「冨士浅間社」とその門前に広がる村である、「須走村」は
実際に噴火の灰で埋没してしまったそうです。(NHK災害列島より)

地震の49日後

宝永時代の災害

宝永の時代出来事
1703年M8級の元禄関東地震
1707年M8.4の東海・東南海・南海三連動型の宝永地震
1707年富士山が噴火
1717年M7.5宮城県沖地震(東北)

地震と噴火の日付一覧

一覧にしてみてみると、貞観噴火は6月ですが延暦大噴火、宝永大噴火は寒い時期(春や冬)に起こっています。
海溝型の地震の場合、日本海溝に積もった雪が関係しているのではないか、という学者もいるそうです。

地震マグニチュード日付噴火時期
延暦地震M8.3延暦16年8月14日
延暦大噴火延暦19年3月14日約3年後
貞観地震M8.3貞観11年5月26日
貞観大噴火貞観6年6月中旬頃約5年前
宝永地震M8.6宝永4年10月4日
宝永大噴火宝永4年12月16日49日後

貞観地震はわりと夏頃ですが、最近では95年の阪神大震災(1月17日)と2011年の東日本大震災(3月11日)も冬に発生しています。

季節別地震一覧(M6以上)

2000年以降、2022年2月現時点でのM6以上の地震を一覧にしてみました。
こう見るとマグニチュード6以上の大きい地震は春や冬の寒い時期に発生している確率が高いのがわかります。

気のせいといわれてしまえばそれまでですが、大きい地震で偏りがあるので気になりますね。

地震マグニチュード冬頃に発生時間
十勝沖地震M8前後2003年9月26日4時50分頃
新潟県中越地震M6.82004年10月23日17時56分頃
福岡県西方沖地震M7.02005年3月20日10時53分頃
東北地方太平洋沖地震M9.0~9.12011年3月11日14時46分
熊本県熊本地方M6.52016年4月14日21時26分頃
茨城県北部M6.32016年12月28日21時38分
胆振地方中東部M6.72018年09月06日3時7分
青森県東方沖M6.52020年12月21日02時23分頃
福島県沖M7.32021年02月13日23時8分頃
宮城県沖M6.92021年03月20日18時09分
父島近海M6.12022年01月04日06時09分頃
日向灘M6.62022年01月22日01時08分頃
地震マグニチュード夏頃に発生時間
岩手・宮城内陸地震M7.22008年6月14日午前8時43分
駿河湾地震M6.52009年8月11日5時7分
大阪府北部地震M6.12018年06月18日07時58分
山形県沖M6.72019年06月18日22時22分
千葉県東方沖M6.12020年06月25日04時47分頃
宮城県沖M6.82021年05月01日10時27分頃

ただ、必ずしも冬に発生するわけではありません、日ごろからの備えが大切です。

必ず30年以内に起こる巨大地震

現在30年以内に70%の確率で「首都直下地震」や「南海トラフ地震」が起きるとされています。

今後発生するであろう地震マグニチュード確率
東海地震M8.088%
東南海地震M8.170%
南海地震M8.460%
首都直下地震M7.370%
相模トラフM80%~6%

巨大地震はプレートが動くと他のプレートとの境目に、エネルギーが蓄積されます。
この蓄積が限界に達し、非常に短い時間で放出されると巨大地震となるのです。

相模トラフ沿いの地震は比較的確率は低めですが、もし首都直下が起こった場合誘発される可能性は十分にあります。

南海トラフについては、静岡県から宮崎県にかけての一部では震度7となる可能性があるほか、それに隣接する周辺の広い地域では震度6強から6弱の強い揺れになると想定されています。
国土交通白書 2020

国土交通白書 2020

まとめ

季節や発生時間、気象条件によっても、地震の被害は大きく異なると言われています。

必ずしも巨大地震が冬に来るとは限りませんが、
もし冬に来た場合最も被害が大きくなる可能性が高いです。

暖房器具やガスストーブなどの近くには、転倒しやすい家具や燃えやすいものは置かないようにしたり工夫するのも大事。

備えあれば憂いなし、日ごろから防災対策しておきたいですね。

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