EM菌(Effective Microorganisms)は、自然界に存在する有用微生物群です。
そのEMで活性液やプリン石けんを作ればお風呂掃除から食器用洗剤、もちろん手や顔、髪まで全てに使うことができ、シャンプーまでもこの石けん一本で使えて天然素材で体にも環境にもいいEM。

これぞ究極の節約、ミニマリズムと言っても過言ではない!
さらにEMは自然界のどこにでもいる天然で安全な微生物なため、肌荒れが気になる方、あかちゃんやペットなどにも活用できます。
そんなEMとはなにか、EM石けんの作り方や節約術をご紹介します。
EMはどのような場面で使われるか
EMは元々農業や園芸などに使われることが多いですが、どのような場面で利用されるか簡単ですが表にまとめてみました。
土壌の生物学的活性を促進して有機質の分解を助ける
農業での主な利用方法

利用方法 | 説明 |
---|---|
有機農業の土壌改良 | 微生物のバランスを整え、土壌の健康と栄養循環を促進する。 |
堆肥の発酵促進 | 堆肥の有機物分解と堆肥化を促進し、品質の高い堆肥を作る。 |
作物の葉面散布 | 有益な微生物を作物の葉や茎表面に付着させ、自然な防御力を高める。 |
水質浄化 | 池やため池の水域に添加し、有害物質や悪臭を分解し水質を改善する。 |
日本は昔から海外では禁止されている農薬などたくさん使っていますよね。
その農薬の代わりに自然の微生物で活性化させるというもの。特に自然農法などをやっている方は知っている人が多いかと思います。
園芸での主な利用方法

根の健康を促進し、光合成や栄養吸収を向上。病気や害虫の発生を抑制。
利用方法 | 説明 |
---|---|
土壌改良 | 土壌の健康と栄養循環を活性化し、作物の生育を促進する。 |
果樹の剪定や傷口処理 | 剪定や傷口処理後の傷口にEM活性液を塗布して癒着を促進し、感染を防ぐ。 |
植物の防病対策 | 植物の葉面にEM活性液を散布し、有益な微生物の付着を促進して病気を予防する。 |
水やりや肥料散布 | 水やりや肥料散布にEM活性液を添加し、土壌の微生物活性と植物の根の健康を促進する。 |
害虫駆除 | 特定のEM活性液を使用して害虫の発生を抑制する。 |
私も実際、うちにいるコーヒーのや最近購入したこちらの写真のモンステラに、水の代わりにEM活性液を葉っぱに吹きかけたり水やりに使っています。
虫も寄り付かなくなるそうなので一石二鳥!
EMにできること
川や海を綺麗に浄化する

EMは有毒ガスやヘドロをご飯代わりに食べているので、EMの入った水やとぎ汁を下水やトイレに流すと綺麗になります。さらに川や海の浄化源になります。
シックハウス症候群などを抑える

新築やリフォーム後に、光化学スモッグなど体に悪い空気などが発生することがあります。
そのスモッグは皮膚病や目の痛み、吐き気や冷え性など様々な生活病を引き起こす危険なもの。その有害な空気を綺麗にする効果もあります。
ペットの飲み水や消臭に使える

犬や猫などの飲み水に1%のEMを入れたり、餌に100倍ほど薄めたEMを散布して腸内細菌を活性化。ブラッシングしたりトイレの消臭など、ペットの気になるニオイ対策にも効果的。
左の犬が愛犬なのですが、実際私もペットの飲み水や餌に混ぜてあげてます。
EM活用術
場所 | 効果 |
---|---|
換気扇 | 根気よくスプレーすることでガンコな汚れも少なくなり掃除も簡単に |
車 | タバコなどの嫌な匂いもスッキリ |
流しまわり | 善玉菌が悪玉菌の嫌な匂いの活動を抑えて悪臭防止 |
冷蔵庫 | EMW希釈液をこまめにスプレーして清潔に |
ジュータン | EMの働きで静電気をを抑えてゴミや髪の毛を取りやすく |
便器 | たわしも合わせて使えば匂いを抑え、便器も汚れにくくなる |
障子・ブラインド | 色付きのないEMWを使えば色も汚れもつきにくい |
浴室 | 入浴後、壁や床をお湯で洗い流した後スプレーするとカビの発生を防ぐ |
鏡・ガラス | スプレーした後乾いた布で拭き取るとしつこい曇りが取れる |
などなど、EMには様々な場所で様々な効果を発揮してくれる万能善玉菌です。
お掃除道具を一本化
などなど…
大体ですが、それぞれ場面に合わせて洗剤などを揃えると月に500円から2000円程度。最大2千円として毎月計算すると一年で約2万4千円。
その分、EM活性液や石けんを作ればそれ一本ですべて使うことができるのでかなり節約することができます。
EM発酵液の作り方
必要な材料
- Step1ご飯を炊くときにでる米の研ぎ汁をボールに確保します(量は適当)
大体500ℓのペットボトル2本分ぐらいつくれるイメージ。
- Step2500ℓのペットボトルに移し替えます
- Step3糖蜜または黒糖(茶色い砂糖)をペットボトルのキャップすり切り約2杯を入れます
こういうのがあると入れやすいです
リンク
たとえばこういう砂糖でも大丈夫。リンク - Step4EM1をペットボトルのキャップすり切り約2杯を入れますリンク
- Step5冷蔵庫の横など、暖かいところに7〜14日間置いて置くだけで完成!
米の研ぎ汁EM発酵液は経過すると微生物のバランスが悪くなるためはやめに使うことをお勧めします。また、いつ作ったかわかるようにペットボトルに日付を書いておくと分かりやすいです。
EMプリン石けんの作り方
必要なもの
- 500のペットボトル
- 50ccの米の研ぎ汁発酵液
- 50g(100cc)のシャボン玉粉石けんスノール
- 水、またはぬるま湯
- 長めの箸(菜箸など)混ぜるよう
- じょうご(水や粉をそそぐ用)あると便利
500のペットボトル

50ccの米の研ぎ汁発酵液

50g(100cc)のシャボン玉粉石けんスノール

他にもAmazonで2.1kgがありますがとりあえず試してみるには1kgがおすすめ!
今までプリン石けんをペットボトル3本ほど作りましたが、一度に50gほどしか使わないため家族のいる方でも余裕で半年から一年は持つと思います。
水、またはぬるま湯

見本は計量カップで撮ってみましたが、量はペットボトルに入り切るぐらいで適当でOK。もしかしたら水のほうがやりやすいかも?!
※沸騰させたお湯の場合微生物が死んでしまうためNG!
長めの箸(菜箸など)混ぜるよう

ペットボトルは細長いのでさえ箸がおすすめですが、ちゃんと混ざればなんでもOK。
じょうご
EMプリン石けんの作り方手順
詳しい手順はこちら

- Step1シャボン玉石けんスノールを500はかります
測りがあると便利
リンク - Step2「EM発酵液の作り方」で作成した発酵液を50ccペットボトルに加えます
※計量カップでちゃんと測ること - Step3シャボン玉石けんスノールをペットボトルに入れます
- Step4ぬるま湯をペットボトル一杯になるぐらい入れます
- Step5さえ箸など長い橋でよくかき混ぜます
- Step6さらによくふったり転がして混ぜます
- Step7逆さまにして一晩置いたら完成!
まとめ
お掃除や石けん、除菌などにも使える万能EM。EM1を一本買っておけばキャップいっぱいぐらいしか使わないため1年以上持ちます。
様々な場面で使うことができるので非常に節約にもなり環境にも優しいEM。約2500円から買うことができるのでぜひ試してみてください!
このEMをご紹介してくださった方は山中典子さんです。
EMのイベントなど色々活動されているのでチェックしてみてください!
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