桃太郎はみなさんご存じの通り、イヌ、キジ、サルをつれてRPGのごとく鬼退治に行くという話は有名ですよね。
この桃太郎、実はスサノオノミコトや神武天皇、八咫烏にもかかわりがあるのです。
どんぶらこ、どんぶらこ~なんてのんきなことを言っていられるような、単純な話ではありません!
前回は浦島太郎伝説についてお話ししましたが、今回は桃太郎についていろいろ個人的に調べてみました。
桃太郎の元々の話

そもそも桃太郎とは、皆さんご存じの話としては、桃の実から生まれた桃太郎が、犬や雉(きじ)、猿を連れて鬼退治に行く。
大きな鉄棒を振り回して暴れまわる鬼に、桃太郎がゲンコツ一発食らわせて、あっけなく退治するといった感じが一般的な話ですよね。
結果、山ほど宝物を手にして「みんなで幸せに暮らしました」っていう簡単な話になった的な。
っていうか、実はどんぶらこ~どんぶらこ~なんて歌っているほどのんきなおとぎ話ではないのです。
芥川龍之介の桃太郎がむごい

ちょっと話がそれますが、芥川龍之介も実は桃太郎の話を書いているのですが、何ともまあその話がむごいので、少しお話しますね。
桃太郎がももから生まれて犬猿雉と一緒に胎児に行くまでは同じです。
ただ違うのは鬼は悪者ではないという点。鬼ヶ島は実は楽園のような島で、鬼たちもの悪さもせず平和に暮らしていたのです。
そこに突然、桃太郎が表れ女子問わず皆殺しにしてしまいました。
そして宝と人質を国に持ち帰りますが、その後桃太郎は鬼たちの反撃にあい散々なものでした。
というかそもそも、なぜ鬼退治に行こうかと思いついたかというと、彼はお爺さんやお婆さんのように、山だの川だの畑だのへ仕事に出るのがいやだったせいだそうです。
なんともまあ、その話を聞いただけで傲慢な男ですよね。
んでもって腕白ものの桃太郎に愛想をつかしていたお爺さんとお婆さんも、一刻も早く追い出そうと桃太郎の注文通りに準備をしてやるのであります。
なんかここまで聞いても普通の桃太郎より断然面白い話だと思ってしまうのは私だけでしょうか。
そして討伐したその後、人質となっていた鬼の子どもは、一人前になると番人の雉を噛み殺して鬼ヶ島へと逐電しました。
生き残った鬼たちも、時々海を渡って来ては、桃太郎の屋形に火をつけたり、桃太郎の寝首をかこうとしました。
桃太郎と犬は、鬼の執念深さには困ったものだ、命を助けてもらった大恩を忘れるとは怪しからぬやつらだと話すのであります。
と、本当はもうちょっと長い話なのですがちょっと簡単にご説明しました。
Amazonでも無料で読むことができるし、YOUTUBEでも視聴できるチャンネルがいくつかあるので調べてみてください。
桃太郎の秘話
桃太郎が倒したのは温羅

ちなみにこの桃太郎の話のもととなったのが、吉備(きび・岡山県)に伝わる温羅(うら)伝説だったのです。
温羅とは、温羅とは百済(くだら)の王子で、吉備へとやってきて一帯を支配した一大勢力の首領でありました。
その鬼は身丈は1丈4尺(約4.2メートル)もあり、結構でかい鬼だったそう。しかもそれが、都に送る貢物や婦女子を略奪するなど、悪行を働いていたといいます。
それを吉備津彦が退治したという伝承があり、香川では孝霊天皇の皇子である稚武彦命と弟の吉備津彦命が瀬戸内平定のために派遣されました。
そして、吉備津彦が海賊らを従えて平定したという伝説であります。
ようするに岐阜・愛知地方で山賊が発生し、吉備津彦が朝廷より派遣されて討伐に当たり
その際、犬山、猿洞などの武士に救援してもらって平定したことから、桃太郎のストーリーは作られたのではないでしょうか。
桃太郎はそもそもももから生まれてない

っていうかこの桃太郎、実はそもそもももから生まれてないってご存じでしたか?
えー、桃太郎じゃないじゃん!って思いますよね。私も思いましたw
でも、モモが川から流れてきたまではおなじで、その桃を食べたジジババがびっくりすぐるらい若返ったそう。
びっくりすぐるらいってコナンみたいに?と思うけどコナンの年齢は子供産めないからもっと上でしょうね…。
で、体力があまり余ってしまった二人は夜もさぞお盛んになったことでしょう。からの二人の間に桃太郎が生まれたってわけ。
その時代はなんか兄弟とか多そうなイメージあるけど、桃太郎一人しか生まれなかったんですねw
まあぶっちゃけ、桃から生まれたという言い方はある意味間違ってはいない…?
桃太郎のモデルは吉備津彦命(キビツヒコノミコト)
桃太郎のモデルは実は、吉備津彦命(キビツヒコノミコト)であり、このことからもきび団子を利用したのではないかともいわれています。
そもそも桃太郎伝説の始まりは古事記と言われていますが、その古事記には、イザナギ♂・イザナミ♀伝説が記されています。
簡単に説明すると、イザナギ♂・イザナミ♀の間にはアマテラス、ツクヨミ、スサノオの3皇子が生まれました。

アマテラスは高天原、ツクヨミは月、スサノオは海をそれぞれ統治します。
スサノオは、鬼と呼ばれる山賊や海賊を討伐し海原を平定したとされ、その名を若建吉備津彦命とし
孝霊天皇をイザナギとすれば、吉備津彦=スサノオ=桃太郎という見方ができます。
前回の動画でもご紹介した「浦島太郎」も古事記からきているとされていますが、結構こういう日本昔話って古事記からきているのが多いのですよね。
しかも桃太郎伝説を上げている岡山~他国は、すべて吉備津彦の伝承をもって桃太郎発祥の地とうたっているそうです。
三匹のお供は陰陽五行説
犬・猿・雉は陰陽五行に基づいている

ちなみにこのイヌ、キジ、サルですが、なんでこの三匹なんだよって思いませんでした?
そんなに別に強そうでもないのに…って感じですが、ここでもまたまた中国が登場。中国で古くから伝わる陰陽五行説に基づいているそうなんです。
陰陽師といえば安倍晴明といえばわかりますよね!私はよく昔から夢枕獏氏の陰陽師が大好きでシリーズ全部集めてました。

まあ陰と陽、光と影みたいに昔から二極化しているわけですが、どちらか片方が失われてもこの宇宙は成立しないんですね。
光もあれば闇もある、それが世の中ってわけですが。
桃太郎でも、桃太郎を拾ってくれたいい祖父母と、悪さをする鬼と両方いますよね。それに鬼がいなかったらこの話もなりたたなくなるわけです。
ちなみに犬猿の仲、とかよくいいますけどここからきているそうです。
ところで、十二支は「子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥」となっていますよね。
鬼が島は鬼門である北東にあったとされているわけですが、北東は「牛虎」に値します。
そのため、その鬼門の力を打ち消すのは真反対である「南西」の力が必要となります。
「南西」は「裏鬼門」に値しますので、その裏鬼門にいるのが「申酉戌」となるわけです。
まあ風水や陰陽五行が好きな人は何となく「鬼門」や「裏鬼門」という言葉、聞いたことありますよね。
なので桃太郎はあえて申酉戌をお供に連れて行ったってわけなんですね。
ポケモンも陰陽五行

ってかまさにこれ、思ったんですけどポケモンも陰陽五行ですよね?
1番目 : 木 フシギダネ (草タイプ)
2番目 : 火 ヒトカゲ (ほのおタイプ)
3番目 : 土 サンド (じめんタイプ)
4番目 : 金 ハガネール (はがねタイプ)
5番目 : 水 ゼニガメ (みずタイプ)
私もポケモンは赤青緑黄と全部やりました。あ、ポケモン世代なんですけどねっていうと年齢ばれちゃいますね!
ポケモンやったことがある人はわかると思いますが、一番最初にポケモンもらってバトルするのは「ゼニガメVSヒトカゲ!」
水は火に弱いですから、まさにこの陰陽五行にのっとってるわけです。
桃太郎はRPGの原型?

っていうか、桃太郎ってサルキジイヌを吉備団子で捕まえて鬼退治に行くって流れ、なんかポケモンに似てませんか?
ポケモンはモンスターボールだけど、きびだんごイコールモンスターボール的なw
ってかポケモンに関わらず、仲間増やして鬼退治はRPGにあるあるですよね。
まあ「桃太郎伝説」というまさに、イヌ、サル、キジをお供につけて鬼が島の鬼を退治するというそのまんまのゲームが昔ありましたがw
私はやったことないんですが、どうやらWikipediaによると
経験値・MP・HPをそれぞれ「心」「技」「体」と呼び、通貨単位を「両」とするなど、和風仕立てになっているらしいですねw
八咫烏との関係
八咫烏の三本の足はイヌ、キジ、サル

ちなみにこれが、裏天皇としても有名な三本の足、八咫烏の原型ともいわれております。
まさに三本足の足はタル、あるいはタリシと発音すれば王の意味となり
ヤタガラスの名はヤタをハタとして発音すれば秦(ハタ=チヌ=天)
カラスは韓子と当て字すれば神国(カラ=コウラ)皇子
つまり上に挙げた犬と猿と雉に代表される三人の沖縄(ウチナ=大天国)出身の高国(コウラ)皇子が、スサノオに味方したという事になるのであります。
中国の八咫烏(三足鳥)

この八咫烏ですが、実は中国にもいたんです!またここでも中国かよって感じですが中国では「三足鳥」といって、そのままの名前ですが同じように三本の足のカラスなのです。
そもそも八咫烏ってなにって感じですが、都市伝説や陰謀論好きの人はみなさんご存じですよね!
しかし、知らない人もいると思うで簡単に説明すると、八咫烏とは神武天皇を大和の橿原まで案内したとされており、導きの神として信仰されています。また、太陽の化身ともされているそうです。
日本サッカー協会のシンボルマークとして使われているので、サッカー好きの人はみたことがあるのではないでしょうか。
今ではヤタガラスといえば裏天皇、日本版のフリーメイソンみたいな存在になっていますけどね。
桃太郎は実はモーセ説
桃太郎のモデルは旧約聖書ともつながる

旧約聖書に出てくるモーセ、モーセの十戒としても知られておりご存じの方は多いのではないでしょうか。
私はキリスト教でもなんでもないですが、さすがにモーセやら旧約聖書は知っています。
実はこのモーセ、生まれてすぐに加護に乗せられてナイル川に流されていったそう。あれ?これって桃太郎の流れじゃね?って思いませんか?
人口増えすぎて子供産んでもすぐタヒされちゃうような時代だったんですね。
まあ今の時代もぶっちゃけ人口削減のためにいろいろと試行錯誤していたりするので、それほどかわらないっちゃかわらないと思いますけどね~
しかし、たまたま川で水浴びをしていたファラオの王女が彼を川から引きあげて助け出したとか。
引き上げるというヘブライ語「マーシャ」からその男児を「モーセ」と呼ぶようになったそうです。
ここでやっぱり桃太郎と同じような流れになりましたね。桃太郎はモーセっていうのも壮大な話ですが…!
ってかなんで日本とかけ離れたところで桃太郎とつながるんだよって話ですが、実は、こっからユダヤ(秦氏)は日本人だった説、ともつながってきちゃうんですよね~。
さらに神武天皇とモーセには一致するものも数多くあって、やはり神武天皇とモーセは密接に関係しているかもしれないんですね~。
あ、でもここで話すともっと長くなるので、いろいろYOUTUBEでも載せてる人がいるので調べてみてくださいねっ。
イスラエルと日本の関係
ちなみにこのモーセ、今ハマスとイスラエルが戦争中ですが『旧約聖書』の『出エジプト記』によれば、モーセはイスラエル人だそうです。
古代日本にはシルクロードを経由してキリスト教が伝わったというのは有名ですね。
こうした意見がありますが、その中に聖徳太子の側近であった秦河勝(はたのかわかつ)はキリスト教徒だったという説があります。
ここできました、秦という名前。これははたと読むのですが、秦氏はアジア大陸でもさらに西に存在するイスラエル国のユダヤ王系の一族であったと推測されます。
そこでユダヤ人ともつながるってわけです。
ようするに、ユダヤ教やキリスト教はもっと古来から伝わっていた可能性もあります。
そう考えれば、あながちモーセ=桃太郎ともとらえられないでしょうか。
そのため、今現在(2023年10月)戦争中のイスラエルとハマスはあながち日本とも深い関係があるといえるのです。
さらに、余談ですが日本はウクライナに多額の支援をしていましたね。その戦争で使われている武器を日本のお金で買われたという可能性もあるのです。
なので日本もぶっちゃけその戦争にかかわっているかもしれないということ。
まとめ
桃太郎についても所説ありますが、この話はあくまで個人的調査、調べた情報をまとめたものになりますのでご了承ください。
長々と最後までご拝読ありがとうございました!
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