今年に入ってから1月だけで深海魚が10件以上打ち上がっている。
よく宏観異常現象として、オカルト界ではリュウグウノツカイや深海魚が打ち上がると巨大地震がくると言われている。
しかし、果たして本当に地震の前兆だけが原因なのか。
今回は地震以外にも考えられる、深海魚が打ち上がったり死亡する原因を調べてみた。
考えられる4つの原因
2023年に入ってから打ち上げられた深海魚やリュウグウノツカイ、魚の大量死などの記事はこちらにまとめてみた。
(1)地震が起こる前にでる電磁波パルスの影響

「地震の直前に断層破壊が進み、侵入した深層のガスが帯電して大きな電流となり、さまざまな電磁気異常をもたらす」
という研究結果もある。
地震が発生すると地震波というのが伝播する。それと同時に地上では電磁波も発生しているということ。ようするに、大地が揺れることで大量の電磁波も発生するのだ。
つまり、断層には「岩盤」と「岩盤」の間に「破砕帯」という小石が挟まっている。その岩盤が押されると小石に圧力がかかる。
そうすると地震が起こるずっと以前に割れ、割れた際に電磁波パルスが発生する。
こちらで紹介する動画では「地震予知の実現に向けた電磁波パルスの観測研究」をしている。
そのため、その電磁波によって方向感覚が失われ、深海魚が打ち上げられたり大量死しているのではないかという説だ。
(2)ノドストリームの爆破による天然ガスの影響

2022年9月26日午前2時3分、同国のボーンホルム島の南東12カイリの海底で爆発が起きた。
引用元
その後も同日に2回、29日に1回の爆発が観測された。4回の爆発はいずれもガスパイプライン「ノルドストリーム1(NS1)」と「ノルドストリーム2(NS2)」に沿った、水深約70メートルの海底で起きており、ガスが海面に漏出しているのが確認された。
爆破されたのは日本と真反対の場所で起こったわけだが…。
2022年9月26日ごろだというからあながちその天然ガスが日本に流れつき、深海魚などに影響を及ぼしているという説も考えられる。
(3)ラニーニャ/エルニーニョ/黒潮の大蛇行で変化した海面水温の影響
【ラニーニャ・エルニーニョ現象とは】
太平洋赤道域の日付変更線付近から南米沿岸にかけて海面水温が平年より高くなり、 その状態が1年程度続く現象
エルニーニョ:基準値との差の 5か月移動平均値が6か月以上続けて +0.5℃以上となった場合
ラニーニャ:−0.5℃以下となった場合
2021年からラニーニャ現象が続いているわけだが、現在は終息しつつある。
現在では、太平洋赤道域中部では海面水温が平常に近い状態となってきていることから、2021年秋から続いていたラニーニャ現象は終息しつつあることを示している。
その温度変化が平常に近い状態に戻るという過程で、イワシなどの魚は温度変化に弱いため影響が出ているのではないかと思った。
(4)苦潮による貧酸素水塊の影響
【苦潮とは】
三河湾で夏から秋にかけて沿岸域の海水が青白色から青緑色に濁る現象のことで、東京湾などでは青潮とも呼ばれている。
【貧酸素水塊とは】
水中の溶存酸素量が極めて少ない孤立した水塊のこと
魚だけでなく海底にすむ貝やカニなどの甲殻類までも死滅させてしまう、恐ろしい潮なのだ。このような水の塊ができやすいのは閉鎖的な内湾で東京湾や伊勢湾、三河湾、大阪湾など。
しかし、この現象は夏期に出来やすい水温躍層(すいおんやくそう)が原因となって起こるが、何らかの異常気象などで冬にも起こってしまい、魚の大量死などが起こったとも考えられないだろうか。
まとめ
ニュース記事などでは大体海水の温度変化による原因、とされているがあなたち地震が起こる際に発生される電磁波パルスの影響も否定できない。
コメント